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2015.05.20

行くしかない春

「行くしかない春」
91×182パネル、キャンバスに油彩
この間の合評に出した絵のうちのひとつです。
わりと酷評でした。
わたしはモチーフひとつひとつに意味をかっちりと込めて描くほうなのですが、
説明を聞けばわかるが、観ただけでは伝わらない、とのことでした。
気づいてはいたのですが、わたしは何か工夫を凝らそうとすると空回りするタイプのようで。
力を入れずに描いたもののほうが、着眼点や筆遣いが面白いと評価されることが多いです。
わたしとしては苦しいところです。苦しみが評価されないのですから。
しかし、絵を描くことは苦労することで、苦労しなければ絵は描けない、と思い込んでいた節があるので、
先生方の啓示によって、楽しんで描いてもいいのかもしれない、と思うことができるようになりました。
次は、写真をもとに、考えつつも肩ひじ張らない変な絵を描こうと思います。