2016.02.24
京都在住観光記 四条
「京都在住観光記 四条」
F15キャンバスに油彩 2016.1
お気に入りの絵です。昼下がりにアーケードに差し込む光のまぶしさそのままに描き出せたとおもっています。雑多な人込みも動きが見えます。
そんなこの絵がきょう、わたしの元を旅立ちました。
白河の一本橋を描いたものとともに、お買い上げいただきました。
学生でありますしギャラリーを通さない個人間の売買ということでお安くさせていただきました。
お迎えしてくださったのは制作展をご覧下さった京都滞在中の海外の方です。
京都をモチーフにした一連の絵は、京都に住んでいる外国人の心をくすぐると仰いました。
在住よそものであるわたしと似たような感覚なのかもしれません。
その方は、展示会場に名刺も置いていなかったわたしのサイトを探し出し、メールフォームからご連絡をくださったのです。
友人に英訳を頼みながらで時間のかかるメールのやり取りにも根気強く応じてくださいました。
実際に絵を携えてお会いしてみると、とてもフレンドリーで明るい方で、この方なら喜んでお売りできると確信しました。
やはり作品の嫁ぎ先は幸せな場所であってほしいものです。
その方が母国に帰られてから京都を思い出す縁になればいいなとおもいます。
幸福な経験を積みました。
まことにありがとうございました。