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2016.02.02

菊水

「菊水」
キャンバスに油彩

「よそもの展」に展示したものです。
切りっぱなしのぺらいキャンバスを板にガンタッカーで打ち付けそのまま油彩。
木枠を付けるとどうしても気負ってしまうのでこのようなことをしてみました。
ドローイングとも作品ともつかないような絵です。
当初は記録や手慣らしのつもりで描いていましたが、短時間でごく薄塗りで小画面を完成させることは、わたしの性にとても合っていたようです。自分でしっかりわかる生き生き具合です。
たくさんの量の絵の具や大きな筆を扱うことが苦手で、大画面に向かうとしんどくなりがちです。
もちろんたまには描きたくもなりますし、達成感や迫力も大きいです。
しかしこのときは大きめの絵を描いた後だったので反動で小さいものを描きたくてたまらず。
よそもの展に合わせ京都でみたものを何枚か描くことにしたのでした。

絵の場所は、京阪祇園四条駅の近くにあるレストラン菊水です。
京都オタクの友人がベレー帽で写りこんでいます。
店内はまばゆい照明が反射する鏡張りの壁に高級そうなソファ、老舗の香りが漂っていました。
入ったときはディナータイムでしたが学生にもうれしいリーズナブルなものもあったので雰囲気を味わいに行ってみるのもおすすめです。