2019.12.17
「石見銀山」
画用紙に油彩 2019.12
早いもので12月です。描きたくなるまで筆を取りませんでした。
この絵は9月末の島根・広島旅行のワンシーン。
新幹線で鹿児島から広島へ行き、車でさらに島根の石見銀山へ。
台風接近中のどんよりとした曇りの日でしたが、肌寒い山間の空気は透き通っていて気分が高揚しました。
採掘の跡を見るために長い山道を歩いていき、もう少しで到着というころに、脇の川にかかった橋に猫が見えました。反対側にはおばあさんと犬も。
走り寄って猫に話しかけてみる恋人。 後ろでは犬が吠えておばあさんが笑っています。
本当になんてことのない景色ですが和やかで何だかとてもよかったです。
2019.07.05
「重岩」
画用紙に油彩 2019.6
7/3から大阪で開催のグループ展「Kiss me once」に展示している2点のうちの1点です。
ラブリーなグループ展名ですが、対人関係の恐怖や不安が本当のコンセプト。
いつも恋人を描いているので素直に恋愛を扱おうと思いましたが、現状幸せな恋をしている実感があるので、わざわざ暗く重たい要素を見つけ出して作品にするのは気持ちにそぐわないうえ、大事にしてくれている恋人にも失礼に当たります。どうしたものかと悩みました。
そこでちょっと視点を変えた取り組みをすることにしました。恋人に写真を選んでもらうのです。
わたしは自分に自信がなく、世の中には素敵な女性が星の数ほどいます。恋人がなぜ恋人でいてくれるのか、どこかへ行ってしまわないか、幸せな中にも自分由来の不安は絶えることがありません。
もし恋人がわたしを絵に描くならという視点で選んでもらい、彼のまなざしを感じることで不安を拭い去ろうとしてみました。
恋人は数日かけてわたしが思っていた以上に真剣に、かつ楽しんで写真を選定してくれました。それだけでももう十分なくらいです。
この重岩は恋人お気に入りの場所で、去年の9月に訪れたとき、ずっとわたしを連れて来たかったと言っていました。長い道も険しい山道も終始楽しく歩きました。幸福をてんこ盛りにしたような時間です。
平坦で猛スピードな仕事ばかりの毎日はつらいことのほうが多いですが、描いている間はそんな幸福でいっぱいになっていました。
2019.05.03
「東光山」
画用紙に油彩 2019.3
Webサイトを制作しました。
十連休、令和のスタートとともに制作にかかり、3日ほどかかりました。
JavascriptどころかHTML/CSSもあやしい程度ですが、検索とコピペで何とか組みあげることができました。
まだ甘いところもちょいちょいあるので、追々いじろうと思います。
話は変わり、この絵は母に贈ったものです。
舞台は母の地元にある山の斜面を利用した大きな公園で、ローラー滑り台やそりで遊びました。春には一面を見事な桜が覆います。
祖父が亡くなって一年になるにあたり、母を元気づけたくて描きました。
何も知らせず郵便で絵を受け取った母はとても喜んでくれました。
次に帰省したときに、東光山での祖父との思い出を聞こうと思います。
2019.02.24
「東京都五十三次 池袋駅」
画用紙に油彩 2019.2
埼玉方面へ向かう朝の東武池袋駅です。
向こうのホームには降りてきた人々が見えます。東京らしい一枚。
早いもので年度が改まれば社会人三年目になります。
いつまでも新人気分でいられないこの頃、近い将来のことを考える機会が増えました。
恋人と一緒になりたいと思いながらも、一緒になるために担うべき諸々の責任の大きさやクリアすべき課題のことを考えると、まだまだ先、とぼんやりしてしまいます。
お金のこと、人付き合いのこと、家族付き合いのこと、それに面倒くさい自分のこと……心配性が捗ります。
自信が持てるくらいとは言えなくても、心配しなくていいように、ひとつひとつ頑張って成長していきたいです。
2019.01.06
「住吉池」
画用紙に油彩、アクリル絵の具 2018.12
寒中お見舞い申し上げます。
12月でもこの日の鹿児島はとても暖かく、覗いた晴れ間が映えて住吉池は青くきれいでした。
恋人お得意の(ブルーハーツの甲本)ヒロトジャンプに挑戦したものの、どこかふにゃっとした気の抜けたものになり高さも出ませんでしたが、写真を見るとなかなか楽しそうだったので、寒中見舞いに選出しました。
おみくじを引いたものの例年と異なり大吉が出ず、3回でもまだ出ないので寺社巡りが捗りそうです。
しかし内容はそんなに悪いわけではなく、「厳しい冬が終わり春が来る」とあったので、状況の好転を願いつつ、力まず頑張ろうと思います。
本年もよろしくお願いいたします。